カラボギャラリー第9回企画展
-光が伝わる、光で伝える-

東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」では2022年6月27日(月)〜10月28日(金)に第9回企画展『光が伝わる、光で伝える』を開催いたします。


本展は、文化庁「令和4年度 大学における文化芸術推進事業」に採択された「アート&テクノロジーマネジメントにお ける高度な理論及び実践力を持った工芸融合人材の育成」事業の一環として開催いたします。

私たちが普段見ている色は、太陽やライトといった光源から生まれた光が、空気や水などの媒質や真空中を進んだり、物に反射したりといった様々な道のりをたどって私たちの目に届いています。つまり色とは、光がたどってきた軌跡そのものとも言えます。本企画展では、光が伝わってゆく際の性質や応用技術として「リフレクション」「フォトルミネセンス」「コミュニケーション」の3つからなるテーマに“光”を当て、それぞれの原理や技術について体験型の作品を通して解説します。「リフレクション」では光が反射して見える現象について、「フォトルミネセンス」では蛍光・蓄光と呼ばれる現象について、「コミュニケーション」では光を用いた情報通信技術について紹介し、様々な表現や情報を伝える光の魅力を届けます。

展覧会ディレクター
中島武三志(芸術学部インタラクティブメディア学科助教)
美田翼(同学科助手)
野口靖(同学科教授)


展示作品

1. リフレクション

ここでは、普通の光の反射とは少し異なる「全反射」「拡散反射」「再帰反射」といった性質に関して、体験型作品を通じて解説します。

Inverse

– LEDで光るアクリルパネルと全反射・拡散反射のしくみ –
中島 武三志

この作品では、レーザー彫刻されたアクリル板の下からLEDの光を当てると、彫刻された部分が発光して模様が浮かび上がります。このしくみには全反射と拡散反射という現象が関わっており、作品を通じてその原理を解説します。

strike de light

– フラッシュ撮影で美しく輝くステージ衣装と再帰反射のしくみ –
塙 麻莉奈(芸術学部インタラクティブメディア学科卒)

この作品は、フラッシュ撮影によってさまざまな色に見えるパフォーマンス衣装です。この衣装には光が当たった際に少し不思議な反射をする素材が使用されており、スマートフォンで衣装の写真を撮りながらその性質を実感できます。

2. フォトルミネセンス

フォトルミネセンスとは物質が紫外線などの光を吸収し、そのエネルギーを使って発光する現象です。蓄光や蛍光といった言葉でも知られるこの現象について、体験型の作品を通じて解説します。

Laser pendulum

– 蓄光シートに描かれるレーザー振り子の軌跡と蓄光のしくみ –
美田 翼

この作品では、振り子の重りからレーザーが照射され、下に敷かれたシート上に振り子の軌跡が描かれます。このシートのように、光を吸収して一定時間発光し続ける「蓄光」という性質についてご紹介します。

Attract fluorescence

– 触れると光る蛍光灯と蛍光のしくみ –
美田 翼

この作品では、蛍光灯が空間内に配置されており、体験者が蛍光灯に触れると、触れた位置に応じて異なる長さで発光します。身近な存在である蛍光灯は、一体どのような仕組みで光っているのでしょうか?その原理を解説します。

3. コミュニケーション

光は一瞬で遠くまで伝わるため、様々な情報をやりとりする手段としても用いられています。ここでは光の特徴を応用した情報通信技術をいくつかご紹介します。

LEDライトで音楽情報を送信しよう

中島 武三志

目に見えない光や電磁波ではなく、照明の光を使った「可視光通信」という技術をご存じですか?本展示では、LEDライトに音楽情報を乗せてスピーカーへ送信する装置と、可視光通信の可能性についてご紹介します。

光ファイバーで情報が伝わるしくみ

中島 武三志

光ファイバーはガラスやプラスチックなどの透明な素材でできた細い線で、インターネット回線として世界中に張り巡らされています。本展示では、光ファイバーを介して情報が伝わる原理を体験できます。

Color Research Lab. / カラー・リサーチ・ラボ

色の国際科学芸術研究センターによる支援のもとで実施された、本学の多岐にわたる「色」に関する研究成果展示を、企画展と同時開催します。

  • ディープラーニングを利用した AI アーティストの発展(久原 泰雄)
  • フォトグラメトリを元に紙で創るフルカラー3Dプリント(代表:内田 孝幸)
  • アントニ・ガウディの設計手法における色と形の関係に関する実験的考察(山村 健)
  • 仮題「うつろいの色、紅」学術映像の制作(代表:矢島 仁)
  • 金属元素を用いない材料からの金属様光沢の特性(代表:山田 勝実)
  • 有色黒鉛層間化合物の大気非暴露環境における構造・物性評価(代表:松本 里香)

ワークショップ・レクチャー

ワークショップ

日常探検LABO〜キラキラ光のふしぎ編〜

企画内容

日常にたくさん隠れている「ふしぎ」を見つけて、カガクやデザインの視点から新しい「わくわく」を体験してみる日常探検LABO。テレビの画面にも入っている偏光板を使って、光のひみつを探りつつ、キラキラめがねをつくります。

実施概要

講師:日常探検LABO(おかだゆか 吉田貴寿)

日時:7/30(土)13:00~14:30

場所:厚木キャンパス12号館1階ゲームルームB

対象者:小学校3年〜6年生

定員:20名(要予約)

※親子でご参加いただけます

※お車でお越しの方は本学の駐車場をご利用ください

参加料

無料

事前予約

受付期間:6/27(月)〜7/29(金)

先着順。定員に達した時点で受付を終了します。

現在、定員に達したため、募集を締切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

ワークショップ②

光と反射の不思議 - アクリルライトスタンドを作ろう!

企画内容

アクリルライトスタンドの制作を通じて、光の反射について学びます。

身近な物の中にも同じ仕組みがあることや、カラボの展示作品について理解します。

実施概要

講師:美田翼 中島武三志

日時:8/27(土)13:00~14:30

会場:厚木キャンパス12号館1階ゲームルームB

対象者:小学生~中学生(小学校低学年は保護者同伴)

定員:20名(要予約)

※親子でご参加いただけます

※お車でお越しの方は本学の駐車場をご利用ください

参加料

無料

事前予約

受付期間:7/18(月)〜8/26(金)

先着順。定員に達した時点で受付を終了します。

お申し込みフォーム

現在、定員に達したため、募集を締切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。キャンセル待ちの方の受け入れの可否は、8月19日までにお申し込み時のメールアドレス宛にお知らせします。

レクチャー

「光が伝わる、光で伝える」展 作品解説と制作の裏側

企画内容

作家たちによる展示作品の解説や裏話、展示だけでは伝えきれなかった光の魅力を詳しくご紹介します。

実施概要

講師:美田翼 中島武三志

日時:8/27(土)10:30~12:00

厚木キャンパス9号館 911教室

定員:50名(予約不要)

※お車でお越しの方は本学の駐車場をご利用ください

参加料

無料

事前予約

必要ありません。直接会場にお越しください。

展示概要

会期

2022年6月27日(月)〜2022年10月28日(金)

開館日時

月曜日~金曜日 12:00~17:00

臨時開館:7/30(土)、8/27(土)12:00~17:00(予約不要)

休館日

土曜日・日曜日・祝日

7/19(火)、8/8(月)~8/12(金)夏季休館日、10/5(水)臨時休館日
※本学イベント等のため、不定期に開館・閉館する場合があります。

来場方法

新型コロナウイルス感染症対策のため、当面の間事前予約制になります。

ご来場予約フォームよりお申し込み頂けます

入場料

無料

会場

東京工芸大学 厚木キャンパス
12号館2階カラボギャラリー
〒243-0297 神奈川県厚木市飯山 1583
TEL:046-242-4111
※車での来場可。正門前守衛室にお声がけください。


主催

東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター

事業名

令和4年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

展覧会アートディレクション

Sadatomo Kawamura Design

※新型コロナウイルス感染症対策の状況により、会期やイベントの変更、休館等の対応を行う場合があります。