医療環境における照明色による介入効果の数値化
工学部 メディア画像学科 准教授 森山 剛
芸術学部 写真学科 准教授 酒井 孝彦
東洋英和女学院大学大学院 人間科学研究科 准教授 長谷川 明弘
医療法人社団ホスピィー浦田クリニック 連携推進部長 笠原 克義
株式会社EMBOSS 代表取締役 小川 尚志
株式会社コルラボ 代表取締役 中村 俊
リガーレ・カイロプラクティック横浜 副院長 佐々木 空
オリンピック選手の記録が最高に伸びる照明や壁の色は?
東京工芸大学を軸に、心と身体の医療の専門家とセンサー技術の専門家がタッグを組んで挑む、究極のコラボレーションが今明らかに!
部屋の照明や壁の色が、その部屋にいる人の気持ちや行動に影響を与えることは良く知られています。
それでは、医者が病気を治療するにはどのような環境が良いのでしょうか?勉強やスポーツをするには?人と人が会話をするには?人によって様々な経験があっても、科学的な根拠をもって最適な環境を言い当てるには未だ分からないことが多いのです。
本研究では、理学療法士や臨床心理士、カイロプラクターといった専門家が臨床で医療的行為を行う環境において、照明や壁の色を変化させたときの効果を明らかにします。その際、センサー技術の専門家によって被験者の生体情報をリアルタイムに記録することで、どのような生理的反応が起こっているかを明らかにすると共に、さらに脳科学の専門家により、そこからどのような脳神経活動が推定できるかを解析します。
本研究により、インテリアの照明や色に関して、科学的な知見に基づいて、目的に応じた最適なデザインを選択することが可能となります。