混色教育のためのカラーミキサの開発とアウトリーチ活動
工学部 メディア画像学科 教授 久米 祐一郎
工学部 メディア画像学科 教授 中楯 末三
工学部 メディア画像学科 教授 渋谷 眞人
工学部 メディア画像学科 教授 陳 軍
工学部 メディア画像学科 准教授 東 吉彦
工学部 メディア画像学科 准教授 森山 剛
「色」とは何でしょうか?そしてどのようにして再現されるのでしょうか?
メディア画像学科では、色を再現する原理を簡単に理解できるように、工作キット『カラーミキサ』を作りました。工作を楽しみながら、色の仕組みを学びませんか?
写真と印刷をルーツとするメディア画像学科は、メディアによる情報伝達手段の教育研究を行ってきました。そのテーマの1つに「色」があります。
最近の写真や印刷、テレビの色の鮮やかさには、目を見張るものがありますが、ではこの色の情報はどのように再現されているのでしょうか。色は、たった3つの基本の色を混ぜることにより、ほぼ全ての色を作り出せるのです。その混ぜ方も、テレビの場合は加法混色と、印刷の場合は減法混色というのが基本原理です。しかし、このことはあまり良く知られていません。そこで本学科では、そのしくみを誰にでも理解できるように、3色のLEDを用いて混色を作り出す工作キット『カラーミキサ』を作りました。
2014年から多くの方に製作してもらう機会を得て、幸いにも好評を博し、毎年のアウトリーチ活動として定着しつつあります。このような活動を通して、より多くの方に「色」の理解を深めてもらえるよう取り組んでまいります。