映画「笹色の紅」のグローバル発信
東京工芸大学の研究で明らかになったベニバナ色素の緑色金属光沢に関する科学的成果を解説した映画「笹色の紅」を、国際的に拡散させることで、工学部と芸術学部というユニークな構成の大学による研究を世界へ発信することがこの課題の概要です。
短編科学映画「笹色の紅」(日本語版)に、外国語版字幕を付加し国際映画祭に出品する活動です。
海外の多くの国で通用するのは英語であると思われがちですが、この研究の発端になった映画「紅」(2016) をチェコとフィンランドで上映した経験から、ヨーロッパの各国では英語の通じない方々もかなり居られることを実感しておりましたので、合わせてドイツ語字幕も作り、ドイツの科学映画祭に重点的に出品することを企画しました。
ドイツを選んだ理由としては、伝統的にドイツ国内に科学映画祭が多いということと、作品の中でゲーテの著書の引用をしている箇所があるので関連性が強いということす。
すでに、英語字幕版(一般外国語タイトル Grünen Metalllglanz ) と、ドイツ語字幕版(ドイツ語タイトル Geüner Metallglanz ) をそれぞれ完成させ、国際郵便及びウエッブを使った提出などを利用し、14カ国、23映画祭に審査のための提出を済ませてあります。
特色として従来の教育とは異なる視点、つまり光は電波と同じく電磁波でありその性質も類似しているという視点からの解説が、どのような反響を呼ぶのか楽しみです。