Development of an interactive system using color for analysis and acquisition of balance skills

工学部 工学科 工学科機械コース 准教授 大海 悠太
工学部 工学科 情報コース 教授 山本 正彦
東京都立大学大学教育センター 准教授 児玉 謙太郎

視覚がバランスに及ぼす影響を重心動揺ゆらぎ計を用いて調べる実験を構成した。
視覚の影響があるときに側圧中心(CoP)のトレンド除去変動解析法(DFA)のスケーリング指数が変化が見られ、動的バランスの取り方に影響を与えていることが示唆された。

動的バランス能力の評価は難しく、現在のところゴールデンスタンダードと言える評価方法がないのが現実である。
そこで、視覚がバランスに及ぼす影響を重心動揺ゆらぎ計を用いて調べる実験を構成し、動的バランス能力の評価方法を検討した。視覚刺激として静止画面と動いている画面を見せた。

実験の結果、視覚の影響があるときに側圧中心(CoP)のトレンド除去変動解析法(DFA)のスケーリング指数が変化が見られ、動的バランスの取り方に影響を与えていることが示唆された。また、この実験方法は色のバランス能力への影響の強さを測定するのに利用できる可能性がある。

そして、CoPの揺れと視覚フィードバックを利用した対話型システムの構築につながる。このシステムの応用や導入は、発育発達の途上にある子どもの体力の開発、バランス能力が低下する中高年に対するバランス能力の改善などに役立つと考えている。

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