団地のリデザインに関わるLiDARによる3Dモデリング
工学部 工学科 教授 内田 孝幸
工学部 工学科 教授 森田 芳朗
工学部 工学科 教授 田村 裕希
芸術学部 デザイン学科 助教 髙城 光
LiDARを用いて、点群を生成し3D空間を再現し、団地のリデザインに関わるモデリングの検討資料とする。
具体的には外側の団地を取り巻く環境を含めて俯瞰した3Dモデルと内部の部屋の間取りの3Dを用いて空間的なイメージを構築できる3Dを提供する。
近年LiDARの技術は急速に発展し、自動車の自動運転を始め、測量や森林の計測などに広く用いられている。これらは一般にレーザー光を用いて、測距した点群を生成し瞬時に周囲の3Dマップを構築すると同時に自己位置を推定できる(SLAM)。
この利点を活かして、リノベーションが進んでいる緑ヶ丘団地の外観と内部を3Dスキャンし、点群の3Dモデルを構築する。点群は通常位置情報(x,y,z)と入射光(905nm)の反射強度のみのデータで構成されるため、その特徴である、反射強度、高さ、経過時間などで色付けが可能であるが、別途、可視画像360カメラを付加することで、実際の色付き点群の生成が可能である。
そこで、これらデータを適切に処理し、3Dの団地のモデルのイメージを共有し、多くの視点からの意見を有機的に集約した街造りを目指す。
