Studies on plant-leaf-color changes and biological responses induced by atmospheric-pressure-plasma stimulation

工学部 工学科 准教授 實方 真臣
工学部 工学科 教授 内田 孝幸
東京農業大学 教授 杉山 立志
東京農業大学 准教授 乘越 亮
サレジオ工業高等専門学校 講師 横山 英佐

大気圧プラズマは、低温プラズマを大気中に射出することが可能性であるため、現在、理工学に留まることなく医学・農学などの幅広い分野におけるプラズマプロセッシングに応用され、プラズマ誘導特性に関する研究が盛んに行われている。
本研究は、植物葉への大気圧プラズマ刺激によって植物の応答性を誘引すること、およびその応答を色変化からセンシングすることを目的とする。

大気圧プラズマスプレー(写真)を用いた植物葉への低温プラズマによる外部刺激による植物葉内の成長・抑制ホルモン作用の誘発を目論見る。それとともに、植物葉のホルモン誘発の応答を、葉緑素および色変化によってセンシングする計測手法の開発を試みる。

この研究は、農薬を用いる化学的プロセスに頼らない、地球環境にやさしいドラックフリーな物理プロセスとしての大気圧プラズマ刺激による植物の育成制御とそれに付随する植物色センシングを可能とし、次世代農業工学・スマート農業に寄与する新たな技術を提供できるものと期待される。

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