2024年7月10日(水)より、カラボギャラリー常設展『色を聴く、色に触れる、色を記録する』を開催いたします。
カラボギャラリーでは「色」をメインテーマとしてこれまでに多くの企画展を開催し、「色」の持つ様々な魅力を来場者の皆様にご紹介してまいりました。本展示は昨年度、カラボギャラリー第11回企画展「色を聴く、色に触れる -知覚の多様性‐」およびカラボギャラリーアーカイブ「色を記録する展」として開催された成果を、より多くの方にご鑑賞いただけるよう常設展として再展示するものです。
「色を聴く、色に触れる」では、体験型の展示を通じて人間が持つ感覚・知覚の面白さをご紹介します。私たちの周りには様々な色の世界が広がっていますが、必ずしも色だけでなく、音や手触りなど、全身を使ってこの世界を感じ取っています。本展示では、視覚・聴覚・触覚の仕組みや色の見え方の多様性のほか、共感覚と呼ばれる一部の人が持つ知覚の世界などについて解説します。
「色を記録する」では、小西六本店の製造部門、六櫻社の技師長で本学創立時の教員でもあった江頭春樹が研究開発した我が国初の天然色印画法(カラープリント)をご紹介し、六櫻社と関係の深い東京工芸大学の建学の精神への理解が深まる内容となっています。
人間の知覚の多様性を紹介する体験型展示、および本学の歴史と深い関わりを持つカラープリント技法の実物展示をお楽しみください。
展覧会ディレクター
中島 武三志(芸術学部 インタラクティブメディア学科 助教)
矢島 仁(芸術学部 映像学科 元准教授)
「色を聴く、色に触れる」展示作品
※展示内容は予告なく変更となる場合があります。
色を感じる仕組み
人間の目が色をとらえて認識する仕組みや、色の見え方の多様性について解説します。
色覚多様性の世界
音が聞こえる仕組み
人間の耳が音をとらえて認識する しくみや音の三要素、音が人の心に 及ぼす影響について紹介します。
音の波形を見る
触れる感覚のいろいろ
触れる感覚の様々な分類について紹介します。
いろんな触感
感覚同士のつながり
色と音、色と触感など、感覚と感覚同士のつながりや相互作用について紹介します。
色を聴く
色を感じる共感覚
字を見ると色が見えたり、音を聞くと色が見えたりするような、ごく一部の人だけが持っている感覚は共感覚と呼ばれます。ここでは一般の人にとってイメージすることの難しい共感覚の世界をご紹介します。
色字共感覚の世界
「色を記録する」展示作品
六櫻社式天然色印画とそのネガフィルム コニカラー映画システム
小西六本店の製造部門、六櫻社の技師長で本学創立時の理事でもあった江頭春樹が研究開発した我が国初の 天然色印画法を知ることは、小西六と関係の深い東京工芸大学の建学の精神への理解を深めるものであり、カラボ ギャラリー第10回企画展として開催されたものを再展示するものです。
さくら三色用フヰルム
展示概要
開館日時 | 月曜日~金曜日 12:00~17:00 (最終入場16:30まで) |
休 館 日 | 土曜日・日曜日・祝日 年末年始休館日(12/28~1/5) 本学イベント等のため、不定期に開館・閉館する場合があります。 |
来場方法 | 予約不要 直接会場にお越しください。 |
入 場 料 | 無料 |
会 場 | 東京工芸大学 厚木キャンパス 12号館2階 カラボギャラリー 〒243-0297 神奈川県厚木市飯山南5-45-1 TEL:046-242-4111 ※車での来場可。正門前守衛室にお声がけください。 |
主 催 | 東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター |
展覧会アートディレクション | Sadatomo Kawamura Design |
会場設営 | 株式会社 O.D.A |
※新型コロナウイルス感染症対策の状況により、会期やイベントの変更、休館等の対応を行う場合があります。