透明物体の3Dスキャンと蛍光材料を取り入れた透明3D造形

工学部 工学科 教授 内田 孝幸
工学部 工学科 教授 越地 福朗
工学部 工学科 准教授 安田 洋司

これまで3Dスキャンにおいて検出が難しいガラスや水といったものの3D化を実現する。それと同時に、その内部構造を明確にするため発光・蛍光材料を内包した、新しい3Dモデルを構築する。

これまで3Dスキャンは、形や色の段差である特徴点を抽出し、それらをデジタル的に重ね合わせることで、その全体の3D形状を構築していた。
この手法では、透明な物体やモノトーンの材料、例えば、ガラス、水面、ウェディングドレスの布などは、3Dモデル化が難しかった。
最近では、新たな3Dスキャン方式が提案され、これらの透明な材料も扱えるようになってきた。さらに、これらの透明な材料の中に実際の構造体のモデル、例えば、島の外観(透明)に洞窟の配置、足の皮膚(透明)の中に骨の位置、などの3Dモデルを示すことで、立体での位置関係を明確にする3D造形を作製、提案する。

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