生成系AIの進化とメディア文化変容に関する領域横断的研究
芸術学部 基礎教育 教授 小川 真人
芸術学部 基礎教育 教授 阿部 一直
芸術学部 インタラクティブメディア学科 教授 久原 泰雄
工学部 工学科情報コース 教授 片上 大輔
生成AIの進化とそれに伴うメディア文化変容の動向を工芸融合論的観点から領域横断的に考察する。
本研究は、「生成系AI」のめざましい進化とそれに伴うメディア文化変容の動向を「工芸融合」の今日的な方向性を示すものと位置づけ、これを工学および芸術学の各領域横断的に考察するものです。
具体的には、いま「生成系AI」が到達しようとしている新たな次元を巡る論議を、「自然さ」、「人間らしさ」、「創造性」の三つの観点から検討し、その論点整理を行うことで、「生成系AI」にともなう動向を<工芸融合>の新たな展開と考えます。
人工知能研究、メディアアート、メディア美学といった関連諸分野の専門研究者、キュレーターなどの所見をとりあげつつ、本研究は、美学及び芸術学のテーマに出発点をおいた「生成系AI」の今日的進化に関する工芸融合論的研究というこれまでなされてこなかった研究方向をひろく社会に向けて打ち出すとともに、本学の教育研究の基本理念としての「工芸融合」とその現代的意義を、「生成系AI」の台頭という今日的状況にそくして再活性化させることを目指します。
