生成系AIの進化とメディア文化変容に関する領域横断的研究

芸術学部 基礎教育 教授 小川 真人
芸術学部 基礎教育 教授 阿部 一直
芸術学部 インタラクティブメディア学科 教授 久原 泰雄
工学部 工学科 教授 片上 大輔

芸術学の教育研究活動に、生成AIの進化とその社会的普及はどのようなインパクトを与えつつあるのか、工学系研究者および芸術学研究者、メディア・アーティストそれぞれの視点をふまえつつ考察する。

生成AIの進化と普及は、大学の教育研究の直面する重要な課題である。
この今日的課題について、本研究プロジェクトは、工学研究者、美学者、メディア・アート・キュレイター、メディア・アーティストの視点から提言、討議し、本学がかかげる工芸融合の理念と生成AIによる文化変容の動向との関連を考察する。
具体例としては、デトレフ・ラングマン教授(東京都市大学)による、工学研究者の見地から、生成AIの進化と人間社会との関わりについて、オンライン講演があった。
また、美学研究の見地から、吉岡洋教授(京都芸術大学)から「生成AIについて哲学するための暫定テーゼ」と題するオンライン講演を実施した。
この一部は、同氏の最新の著書『AIを美学する』で刊行され、反響をよんでいる。
今後、メディア・アーティスト三輪眞弘氏などの講演や、沖縄芸大における美術教育と生成AIの教育研究動向などの討議を予定しており、ここから得られた知見を総合的な成果として集約する論文集を作成中である。

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