Curation and presentation of collaborative work by Japanese and Swedish students, including a comparative study of the results and a discussion of the possibilities for future photographic education and artistic and cultural development.

芸術学部 写真学科 准教授 大和田 良

本研究は、日本とスウェーデン両国の学生たちが現代において写真を学修する意義や動機を調査すると共に、写真表現を通して将来のキャリア形成や芸術実践、あるいは個々の創造性や批評的思考力の涵養に写真芸術がどのように資するのかを探究するものである。
また、学生たちが持つ新たな視点や両国の文化的観点から共通点と相違点を探り、写真の未来について考察する一つのケーススタディを形成することで、今後の写真教育に資することを目的とする。

2024年度後期に本学の学生とスウェーデンの学生による計6回のオンラインミーティングを実施し、互いの作品制作について検討した。その成果として、大和田およびMikael Cronwallのキュレーションによる日本およびスウェーデンでの展覧会を開催した。本事業は、両国の学生同士による国際文化交流の場となり、互いの芸術文化に触れる貴重な機会となった。
また、成果作品の展示に加え、現地渡航時には各種ワークショップや講義に参加し、スウェーデンのメディア芸術関係者との交流も行い、国際的な感性の涵養が促された。本学にはスウェーデンの写真学校Fotoskolan STHLMから2名の教員と10名の学生を迎え、富士フイルム仙台工場への共同視察や展示設営、ワークショップ等を実施した。

[展覧会1]「PHOTOGRAPHY / DESIGN : STOCKHOLM - TOKYO」Fotoskolan STHLM, Sweden(2024/11/19〜12/3)
[展覧会2]「Each Perspective: STOCKHOLM - TOKYO」本学メディアラウンジ他(2025/3/6〜3/17)
[展覧会3]「PHOTOGRAPHY / DESIGN : STOCKHOLM - TOKYO」フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン(2025/3/7〜3/27)

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