色を用いたバランス能力の分析と獲得のためのVRシステムの開発

工学部 電子機械学科 准教授 大海 悠太
工学部 基礎教育研究センター 准教授 山本 正彦
児玉 謙太郎

動く画面からのバランス能力への影響を重心動揺計によって計測する研究です。第35回人工知能学会身体知研究会で発表を予定しています。

昨年度は視覚によるバランス能力への影響を重心動揺計によって計測する研究を行い、そのシステムをVRを用いて拡張する予定です。
VR化するのためにHTC VIVE Pro Eyeをヘッドマウントディスプレイ(HMD)として使用します。
これまでのプログラムはProcessing言語を用いて記述していたが、VRシステムによく使われる開発環境のUnityベースにするため移植を行い、HMDによっての動作を確認しています。

また、足圧中心から視覚へのフィードバックにWiiバランスボードを用いるため、Unityでの動作確認を行ないました。
バランス能力の解析にはトレンド除去変動解析法(DFA)を用いていましたが、その結果を出力している解析プログラムは重心動揺計に付随してきたものであり、結果の適応範囲や計算方法について解析中です。
Unityで得たデータにDFAを用いる必要があるため、既存のライブラリを用いるか自作を行うか検討しています。

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